理学療法士の給料・初任給はいくら?年収の目安と注意点
テーマ
理学療法士の給料は、病院・クリニック・介護施設・訪問看護など勤務先の種類や地域、経験年数によって差が出やすい職種です。初任給も同じ傾向があり、「理学療法士全体の平均」として一つの数字を示すのは簡単ではありません。ここでは公開統計から読み取れる目安と考え方を整理します。
理学療法士の初任給・月給の目安
理学療法士に限定した全国一律の初任給が公表されているわけではなく、公開統計では幅がある点を先に押さえておきましょう。一般の新卒初任給の参考水準としては、2025年賃金構造基本統計調査ベースで大学卒 約262,300円/月、高校卒 約207,300円/月、産労総合研究所の2026年調査では大学卒 約250,880円/月、高校卒 約211,814円/月といった値が示されています。
ただしこれらは全産業を含む参考値で、理学療法士だけの数字ではありません。理学療法士の求人では、施設種別や地域により月20万円台前半〜半ばのレンジが多く見られる、というのがおおまかな目安です。夜勤やオンコールがある施設では手当込みで上振れすることもあります。
年収で見る場合
年収は「月給×12+賞与」で概算できます。賞与が年2回・計2〜3か月分の施設が多い一方、賞与なし・回数が少ない求人もあるため、月給だけで判断しないことが大切です。年収の目安は、月給20万円台前半であれば約300万円前後から、手当や賞与が厚い場合はそれを上回る、という幅で考えるとよいでしょう(あくまで目安です)。
給料を見るときの注意点
- 月給の内訳(基本給・諸手当)を確認する。手当込みの額面表示は基本給が低いことがある
- 夜勤・オンコール・休日出勤手当の有無と単価
- 賞与の回数と支給実績、昇給の有無
- 施設種別(病院、介護老人保健施設、訪問看護、クリニックなど)
- 地域差。都市部と地方では相場が異なる
- 経験年数・専門分野(スポーツ、訪問、認知症など)による差
調査によって金額が違う理由
初任給や給与の数字は、調査主体によって定義が異なります。賃金構造基本統計調査は事業所を対象にした公的統計、産労総合研究所の調査は企業を対象にした民間調査で、対象範囲や「一律給与」の扱いが違います。そのため直接比較すると差が出る点には注意が必要です。求人票の金額も個別企業の条件であり、将来の金額を保証するものではありません。
まとめ
理学療法士の給料・初任給は、公開統計では幅があり、施設種別・地域・経験で変わります。一般の大卒初任給参考値(約25万〜26万円/月)は目安として参考にしつつ、理学療法士の求人では月20万円台を中心に、手当や賞与を含めた年収で比較するのが現実的です。複数の求人票を見比べ、基本給と手当の内訳まで確認しましょう。