日本人平均年収と初任給の目安|統計ごとの違いを解説

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日本人の平均年収は、統計によって見え方が変わる

「日本人の平均年収はいくらか」と聞かれると、よく400万円台後半という数字が挙げられます。ただし平均年収は、どの統計を見るかによって対象者も、含まれる報酬の範囲も異なります。国税庁の民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は約460万円(令和5年分)とされており、これはボーナスを含む額面の金額です。一方、厚生労働省の賃金構造基本統計調査は、事業所に勤める一般労働者の所定内給与などを集計しており、同じ「平均」でも意味合いが少しずつ違います。

そのため「平均年収=約460万円」と一律に覚えるより、目的に合った統計を確認することが大切です。新卒の初任給を考えるときは、平均年収よりも初任給の水準を示す調査のほうが参考になります。

初任給の月額目安(新卒)

2025年の賃金構造基本統計調査をもとにした参考値では、次のような水準が示されています。

  • 大学卒:約262,300円/月
  • 高校卒:約207,300円/月

また、産労総合研究所の調査では、大学卒の一律初任給が約250,880円、高校卒が約211,814円という結果が示されています。どちらもおおむね20万円台前半〜26万円台の範囲に収まっており、学歴や職種、地域、企業規模によって差が出るイメージです。

平均年収と初任給は分けて考えよう

平均年収は、入社数年〜数十年の人の給与も混ざった数字です。初任給が高い企業でも、その後の昇給カーブはさまざまです。また初任給は、残業代や住宅手当などを含まない「一律」の金額として集計されることが多く、実際の支給額とは一致しない点にも注意してください。

平均年収を見るときの注意点

  • 定義が違う:平均給与・平均年収・所定内給与など、集計する項目が調査ごとに異なります。
  • 中央値との差:平均値は高収入の人の影響を受けやすく、多くの人の実感より高く出ることがあります。
  • 手取りは額面より少ない:社会保険料や税金が差し引かれるため、手取りは額面のおよそ8割前後が目安です。

さらに、初任給の調査は「一律の月額」を尋ねるものと「実際に支給した額」を集計するものがあり、単純に比較はできません。当サイトの数値も含め、あくまで目安として複数の情報を並べて見るのがおすすめです。

まとめ

日本人の平均年収は、統計の定義によって約400万円台〜500万円台で示されることがあります。初任給は大卒で約26万円前後、高卒で約21万円前後が一つの目安です。ただしこれらは企業の個別オファーや実際の支給額を保証するものではありません。応募先の募集要項や有価証券報告書などもあわせて確認しましょう。

参考にした情報

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