医師の年収と初任給の目安|研修医から見る給与の実態
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医師の年収は「初任給」とひとくくりにできない
医師は6年制の医学部を卒業したあと、原則2年間の臨床研修(研修医)を経てキャリアを積みます。そのため、新卒一括採用の「初任給」という考え方よりも、研修医としての給与と経験を積んだ後の年収を分けて見るのが実態に合っています。一般企業の大学卒初任給は当サイトの整理で月額約262,300円(2025年賃金構造基本統計調査ベース)が参考値とされますが、医師の場合は研修先や専門科によって金額の幅が大きくなります。
研修医(初任給相当)の月額目安
研修医の給与は、公開されている病院の募集要項などを見ると月額20万〜40万円程度が目安として示されることが多く、大学病院はやや低め、公的・民間病院は高めの傾向があります。これに当直手当や諸手当が加わるため、実際の支給額は勤務形態で変わります。一般企業の初任給と単純比較はできませんが、「研修医の段階では月20万円台から始まるケースもある」と理解しておくとよいでしょう。
医師の年収の目安
厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、医師の平均給与額は月額でおおむね100万円前後、年間賞与を含めた年収は約1,000万〜1,400万円程度のレンジで示されることが多いとされます。ただしこれは平均値であり、診療科、役職、勤務先の規模、当直やアルバイトの有無によって大きく変動します。開業医や管理職、専門性の高い科ではさらに高くなる一方、研究・教育中心の立場では異なる水準になることもあります。
数字を見るときの注意点
- 調査によって「きまって支給する給与」に含める手当の範囲が異なる
- 平均値は一部の高額層に引っ張られやすく、中央値とはずれることがある
- 当直・アルバイト収入を含むかどうかで年収の見え方が変わる
- 初任給の統計は企業規模や学歴の定義差があり、直接比較は注意が必要
当サイトで扱う初任給の参考値も、産労総合研究所の調査(大学卒一律 約250,880円など)と厚労省ベースの数値で定義が異なります。医師の年収を語る場合も、どの調査・どの範囲の金額なのかを確認することが重要です。
まとめ
医師の年収は、研修医の段階では月額20万〜40万円程度、経験を積んだ後は年収約1,000万〜1,400万円程度が目安として語られることが多いです。ただし個々の病院のオファーや待遇を保証するものではなく、勤務先・診療科・働き方で大きく変わります。初任給や年収を比べるときは、出典の定義差を踏まえて「目安」として捉えるようにしましょう。