手取り20万の初任給は額面いくら?大卒・高卒の目安を解説
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「手取り20万」は額面と別物
初任給を調べるとき、「手取り20万円」という言い方をよく見かけます。ただし手取り額は、会社が提示する額面(支給額)から社会保険料や税金が差し引かれた後の金額です。同じ「月給25万円」でも、住んでいる地域や扶養の有無、手当の内訳によって手取りは変わります。ここでは公開統計をもとに、初任給で手取り20万円を目指す場合の額面の目安を整理します。
手取り20万に必要な額面の目安
新卒1年目の手取りは、一般に額面のおよそ75〜85%が目安とされます。健康保険・厚生年金・雇用保険などの社会保険料で約15%前後、所得税が数千円程度差し引かれるためです。この割合で逆算すると、手取り20万円には額面で約24万〜26万円が必要という計算になります。
ただし社会保険料には等級があり、賞与の有無や自治体の保険料率でも変わります。あくまで目安として捉えてください。
初任給の水準の目安
公開されている統計では、初任給は次のような水準が参考値として示されています。
- 大学卒:約262,300円/月(2025年賃金構造基本統計調査ベースの参考値)
- 高校卒:約207,300円/月(同上)
- 産労総合研究所2026年調査:大学卒一律 約250,880円、高校卒一律 約211,814円
大卒の平均的な初任給は額面で約25万〜26万円台にあり、手取りでは約20万円前後が一つの目安になります。一方、高校卒は額面で約21万円前後のため、手取りは約16万〜17万円程度になる計算です。手取り20万円は、高卒の平均的な初任給では届きにくい水準だといえます。
数字を見るときの注意点
調査によって定義が違う
上の数値は、調査の種類によって集計方法が異なります。「一律の初任給」を尋ねた調査と、実際に支払われた賃金を集計した調査では対象が違うため、単純に並べて比較することはできません。企業ごとの個別の提示額を保証するものでもありません。
手当・残業代・住民税で変わる
住宅手当や地域手当、固定残業代の有無によって、額面と手取りの関係は変わります。また住民税は入社2年目以降に天引きされるため、1年目より手取りが減ることがあります。額面だけで判断せず、手当の内容や勤務地も合わせて確認するとよいでしょう。
まとめ
手取り20万円を初任給で得るには、額面でおおむね24万〜26万円が一つの目安です。大卒の平均的な初任給であれば手取り20万円前後が狙えますが、高卒では届きにくい水準になります。社会保険料や税金、手当の違いで手取りは変動するため、公開統計は幅のある参考値として見ておきましょう。