医者の初任給はいくら?研修医の月給・年収の目安を解説
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医者の「初任給」はどこから数える?
医師になるには、医師国家試験に合格したあと、原則2年間の初期臨床研修を受ける必要があります。この研修期間中の医師は「研修医」と呼ばれ、給与を受け取りながら働きます。一般企業の新卒採用とは仕組みが異なりますが、初任給データベースの文脈では、この研修医1年目の給与を「医者の初任給」とみなすのが分かりやすい整理です。
なお、研修医の給与は国家で一律に決まっているわけではなく、勤務する病院(大学病院か市中病院か)や地域によって差があります。以下はあくまで公開情報から見た目安として受け取ってください。
研修医の月給・年収の目安
初期臨床研修医の月給は、おおむね約20万〜40万円の範囲に収まることが多いとされます。傾向としては次のとおりです。
- 大学病院:月額約20万〜30万円台が中心。研究・教育との両立を前提とするため、水準はやや低めになりやすい。
- 市中病院・民間病院:月額約30万〜40万円台の例も多い。人手確保のため待遇を厚くする病院がある。
- 当直・宿直手当:上記とは別に支給されることが多く、当直の回数によって月の手取りが大きく変動する。
年収ベースでは、約300万〜600万円程度の幅があると考えられます。当直手当の多寡や賞与の有無で差が出るため、月給だけで比較すると実態を見誤ることがあります。
一般職の初任給と比べると
参考として、当サイトが整理している一般的な初任給の水準は、大学卒で約262,300円/月、高校卒で約207,300円/月(2025年賃金構造基本統計調査ベースの参考値)です。産労総合研究所の調査では大学卒一律で約250,880円といった値も示されており、調査の定義が異なるため直接比較には注意が必要です。
この一般値と比べると、研修医の月給は同等かやや高めのこともありますが、医師は当直や時間外の負担が大きく、単純な時給換算では割安になるケースもあります。金額だけでなく勤務条件を合わせて見ることが重要です。
医師全体の給与はもっと高い
研修期間を終えた医師の給与は大きく上がります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、医師の平均的な月額給与は約90万〜110万円台、年収では約1,300万〜1,500万円程度とされることが多い水準です。ただしこれは諸手当を含む平均値であり、年齢・専門科・勤務形態(常勤か非常勤か)・開業か勤務医かによって大きく異なります。
数字を見るときの注意点
- 調査定義の違い:「きまって支給する現金給与額」なのか、賞与を含む「年収」なのかで数字が変わります。
- 手当の扱い:当直手当・宿直手当を含めるかどうかで、同じ病院でも見え方が変わります。
- 病院種別・地域差:大学病院と市中病院、都市部と地方で水準に差があります。
- 個別オファーの非保証:実際の提示額は各病院の募集要項で確認してください。
まとめ
医者の初任給は、研修医1年目で月額約20万〜40万円、年収約300万〜600万円が目安です。一般職の初任給と大きくは変わらないこともありますが、当直手当やその後の伸び幅が特徴です。統計値は調査ごとに定義が異なるため、比較する際は条件をそろえて確認しましょう。