初任給の手取り目安は?大学卒・高校卒の月額と注意点
初任給の手取りは額面の約8割が目安
初任給は求人票などで「月給25万円」と表示されることが多く、これは税金や社会保険料を差し引く前の額面です。実際に口座に振り込まれる手取りは、額面より少なくなります。目安として、社会保険料・雇用保険料・所得税などが引かれ、新卒1年目は住民税の天引きが原則ないことが多いため、手取りは額面の約8割前後になるケースが多いです。ただし勤務地、健康保険組合、通勤手当、残業代、家族構成などで変わります。
大学卒・高校卒の初任給月額の目安
公開統計では、初任給には調査ごとに幅があります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにした参考値では、2025年ベースで大学卒 約262,300円/月、高校卒 約207,300円/月とされています。一方、産労総合研究所の2026年調査では、大学卒一律 約250,880円、高校卒一律 約211,814円です。調査の定義や集計対象が異なるため、単純比較はできません。
- 大学卒:約25万〜26万円台/月(額面)
- 高校卒:約20万〜21万円台/月(額面)
この額面から手取りを計算すると、大学卒で約20万〜21万円台、高校卒で約17万〜18万円台が一つの目安です。賞与や残業代は含みません。
手取りを左右する3つのポイント
1. 社会保険料
健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などが引かれます。健康保険料は勤務先の健康保険組合や協会けんぽ、都道府県によって料率が異なります。厚生年金は原則として全国共通の料率です。
2. 税金と住民税
所得税はその年の所得に応じて引かれます。新卒1年目は前年の所得が少ないため、住民税の天引きはなく、2年目から引かれ始めることが一般的です。そのため、2年目の手取りが1年目より減って見えることもあります。
3. 手当・控除
通勤手当、住宅手当、資格手当などは額面に含まれます。また、会社の寮や社宅費、福利厚生費が給与から天引きされる場合、手取りはさらに少なくなります。
年収で見るときの注意点
初任給の年収は「月給×12か月+賞与」で見ますが、賞与は企業業績や勤務評価で変動します。額面年収が300万円でも、手取り年収は約240万円前後になることがあります。求人情報では、基本給、固定残業代、賞与の有無、試用期間中の条件を確認しましょう。
まとめ
初任給の手取りは、公開統計の額面月額から社会保険料や税金を差し引いた額で、おおむね額面の8割前後が目安です。大学卒は月約26万円、高校卒は月約21万円前後の額面水準が紹介されることがありますが、調査定義や企業条件で変わります。個別のオファー額や手取りを保証するものではないため、採用条件通知書や給与明細の控除項目を確認してください。