年収1500万の手取りはいくら?初任給との比較と目安
年収1500万円というと、日本の給与所得者の中でも上位に入る水準です。ただし、実際に手元に残る「手取り」は額面より大きく減ります。ここでは、年収1500万円の手取りの目安と、初任給と比べたときの見方を整理します。
年収1500万円の手取りは約950万〜1,050万円が目安
独身・扶養なし・40歳未満・社会保険に加入している会社員という条件で試算すると、年収1500万円の手取りは約950万〜1,050万円が目安とされます。額面に対する手取りの割合は、おおよそ65〜70%です。
- 社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など):約200万〜230万円
- 所得税・住民税:約250万〜300万円
- 手取り:約950万〜1,050万円
月額に均すと、額面は約125万円/月、手取りは約79万〜88万円/月が目安です(賞与込みで12か月に割った場合)。
手取り額が変わる主な要因
社会保険料
健康保険料は、加入する健康保険組合(協会けんぽか組合健保か)や都道府県で料率が異なります。40歳以上は介護保険料が加わり、さらに差が広がります。厚生年金保険料には標準報酬月額・標準賞与額の上限があるため、年収が高いほど保険料の伸びは緩やかになります。
税金
所得税は累進課税で、年収1500万円では高い税率の区分にかかります。所得控除(配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除、iDeCo、ふるさと納税など)を使うと課税所得が下がり、手取りが増えることがあります。住民税は前年の所得に基づき、自治体によって均等割額などが少し異なります。
初任給と比べるとどのくらいの差か
初任給の参考値は、大学卒で約262,300円/月、高校卒で約207,300円/月(2025年賃金構造基本統計調査ベースの当サイト整理)です。単純に12か月分と考えると、大学卒で年収300万円台前半になります。年収1500万円は、この初任給水準のおよそ5倍前後にあたります。
ただし、初任給の調査は「一律の基本給」なのか「諸手当込み」なのかで定義が異なります。産労総合研究所の2026年調査では大学卒一律 約250,880円、高校卒一律 約211,814円とするなど、調査によって数字は動きます。単純比較は避け、あくまで目安として見てください。
見るときの注意
- 手取り額は、住んでいる自治体、健康保険組合、年齢、家族構成で変わります。
- 役員報酬や事業所得の場合は税金や社会保険の仕組みが異なり、この目安は当てはまりません。
- 企業の個別オファーや実際の支給額を保証するものではありません。
- 税制・保険料率は年度ごとに改正されます。
まとめ
年収1500万円の手取りは、会社員・独身・扶養なしという条件で約950万〜1,050万円、月額で約79万〜88万円が目安です。初任給(大学卒 約26万円/月)と比べると大きな差がありますが、手取りは控除や保険料率で変わるため、あくまで概算として捉えましょう。