「年収の壁」はいつから?新卒の初任給と106万・130万の目安

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「年収の壁」はいつから意識されるのか

「年収の壁」は、パートやアルバイト、扶養内で働く人が、税金や社会保険の負担が急に増えないように収入を調整する目安のことです。正社員として新卒入社する場合、多くの人は扶養から外れて自分で社会保険に加入するため、初任給そのものが壁を大きく超えます。一方、学生時代のアルバイトや扶養内で働く予定がある人にとっては、入社や卒業のタイミングが「いつから」に関わってきます。

たとえば親の健康保険の扶養は、その年の見込み収入が130万円未満(60歳以上や障害のある方は180万円未満)かどうかで判定されます。新卒入社で収入が増えると、扶養から外れる手続きが必要になることがあります。

主な「壁」の金額と適用時期の目安

金額は税制改正や制度改正で動いており、適用される時期も項目ごとに異なります。2025年12月時点で公表されている主な内容は次のとおりです(いずれも目安です)。

  • 103万円 → 123万円(税の壁):所得税は2025年分から、住民税は2026年度分から引き上げられたとされています。
  • 106万円(社会保険の壁):従業員51人以上の企業で、週20時間以上・月額8.8万円以上などの要件を満たすと加入対象に。企業規模の要件は2024年10月に見直され、その後も段階的に拡大が予定されています。
  • 130万円(扶養の壁):健康保険の扶養に入れるかどうかの基準。賃金改定で一時的に超えても、条件を満たせば最大2年ほど扶養に留まれる特例があります。
  • 150万円・201万円:配偶者特別控除の満額・段階的な減り方が変わる範囲です。

初任給を年収に換算すると

初任給の参考値は、大学卒で約262,300円/月、高校卒で約207,300円/月(2025年賃金構造基本統計調査ベースの当サイト整理)。産労総合研究所の2026年調査では大学卒の一律給与が約250,880円、高校卒が約211,814円とされ、調査の定義が異なるため単純比較には注意が必要です。

仮に月額25万円で賞与を除いて単純計算すると、年収は約300万円になります。正社員の初任給は、130万円の壁を大きく上回る水準が一般的です。

見るときの注意

  • 金額は「約」「目安」で、法律・政令・自治体・勤務先によって扱いが異なります。
  • 初任給の統計は、一律給与のみか諸手当・賞与を含むかで結果が変わります。
  • 個別の企業オファーや、扶養の判定結果を保証するものではありません。

まとめ

年収の壁は「いつから」とひとくくりにできず、税は2025年分・2026年度分、社会保険は2024年10月以降の見直しなど、項目ごとに時期が異なります。新卒の正社員は130万円を超えることが多く、扶養から外れる側になると考えておくとよいでしょう。最新の取扱いは、国税庁・厚生労働省・日本年金機構などの公表資料で確認してください。

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